ユーザーの管理をコマンドラインで行うツールです。ご利用にはEVECLOUDの組織管理者権限が必要です。

データダウンロード

ツールのデータ「UserMgr.zip」は、以下よりダウンロードいただけます。

iniファイルの準備

  1. ダウンロードした UserMgr.zip ファイルを解凍し、「UserMgr」フォルダ内の「usermgr.ini」ファイルをエディタ等で開きます。
  2. iniファイルの内容は以下の通りです。必須項目である [account] セクションにカスタマIDと組織管理者権限のアカウント内容を記載します。
iniファイル詳細
キー内容必須
[server]
uri文字列通常は設定の必要はありません。
デモ用途などで製品以外のサーバーを利用する場合は指定します。
proxy文字列社内のプロキシサーバーを経由して通信する場合は指定します。
https://[FQDN or IP]:[port]
authsetid数値パスワード認証ができる認証セットを指定します。
基本的には「10000」の値から変更しないでください。
[account]
customerId文字列EVECLOUDのカスタマIDを指定します。必須
userId文字列組織管理者アカウントのユーザーIDを指定します。必須
password文字列組織管理者アカウントのパスワードを指定します。必須

使用方法

下記オプション一覧を参考にいずれかを引数として指定し、実行します。指定したグループやユーザーの情報を取得、または編集が出来ます。
※省略に「可」がついている引数を省略した場合、(省略時:)の内容の動きをします。

オプション一覧 ※ "="[イコール] は省略できます。
引数省略内容
-list-group=allグループの一覧を取得
-add-user=ユーザIDユーザを追加
-password=パスワードユーザのパスワードを設定 add-user時に指定
(省略時:ランダム生成)
-groupid=グループIDadd-userの対象グループ(省略時:"default-group")
-role=権限ユーザの権限を設定 add-user時に指定
(省略時:1(一般ユーザー))
1:一般ユーザー
2:グループ管理者
3:組織管理者
-delete-user=ユーザIDユーザを削除
-get-user=ユーザIDユーザ情報を取得
-list-user=グループID or allグループ内のユーザ一覧を取得
(all:カスタマ内のユーザ一覧を取得)
-search-user=検索文字列ユーザを検索
-csv-import="ファイル名"CSVからユーザをインポート
(ファイル名はダブルクォートで囲ってください)
-csv-export=グループID or allグループ内の全ユーザ情報をCSVにエクスポート
(all:カスタマ内の全ユーザー情報をCSVにエクスポート)
使用例 ※ "="[イコール] は省略できます。ファイルパスはご利用の環境に合わせてください。
usermgr.exe -list-group=all
usermgr.exe -add-user=taro -password=p@ssword -role=1
usermgr.exe -get-user taro
usermgr.exe -csv-import "users.csv"

入出力ファイル

CSVインポート

-csv-import 時のファイルは、文字コード[SHIFT-JIS]でインポートしてください。
CSVファイルの詳細は「ユーザーのインポート>CSVファイルのレイアウト」を参照してください。

CSVフィールド名項目名補足
groupIdグループID文字列必須項目。グループIDを指定

[注意事項]
コマンドライン版でユーザーデータをインポートする際、CSVには「groupId」の指定が必須です。
逆に、管理ツールからCSVでユーザーデータをインポートする際は、グループ選択の後にインポートを行うため「groupId」の記載は必要ありません。

以下の方法で顔認証用顔画像のインポートが可能です。

顔画像インポート用
CSVフィールド名項目名補足
template54顔認証の顔画像文字列顔画像のあるファイルパスを指定
template55顔認証v2の顔画像文字列顔画像のあるファイルパスを指定

[補足事項1]顔画像の置き場所について
CSVインポートの「template54」または、「template55(顔認証v2 の場合)」フィールドに顔画像の置いてあるパスを正確に記入してください。

[補足事項2]登録する顔画像の条件

  • JPEG形式
  • 顔全体+顔周辺部(顔サイズx2倍程度)
  • 顔のサイズは縦/横 200ピクセル以上
  • 周辺部込みで 縦/横 400ピクセル程度
  • マスクの着用がないもの
  • 手ブレ・ボケ等のないもの
  • 目を閉じたり、隠れていないもの
CSVエクスポート

-csv-export 時に出力されるCSVファイルは[UTF-8]です。
既に同じ名前のファイルがある場合は「上書き」をするかの確認があります。

エクセルで開く

出力したCSVファイルは文字コードが[UTF-8]な為、エクセルで開く場合は以下の手順で開いてください。(以下の手順で開かない場合は文字化けします)

  1. Microsoft Excelを起動し、新しいブックを作成します。
  2. [データ]メニューの[データの取得]>[テキストまたはCSVから]を選択します。(エクセルのバージョンによって表示が異なります)
  3. 読み込むCSVファイルを選択し、「インポート」をクリックします。
  4. 文字コードに「Unicode(UTF-8)」を選択し、「次へ」で進みます。
  5. 区切り文字の項目で「カンマ」を選択し、「次へ」で進みます。
  6. 「完了」を選択します。
  7. 「データの取り込み」ダイアログが開くので、CSVの取り込み開始位置を指定して「OK」をクリックします。
  8. 文字化けせずエクセルでCSVファイルを開くことに成功しました。