既定の認証セットとは、事前に「既定」として使用することを定めた認証セット一式のことを言います。新規アプリケーション追加時は、「既定の認証セット」がデフォルトの認証セットとして設定されます。
これにより、グループ単位で行うアプリケーションへの認証セット設定の手間が軽減できたり、設定し忘れなどを防ぐことが可能です。
既定の認証セットの設定方法
- 右カラムメニューから[認証セット]を選択します。認証セット画面の左カラムメニューから[既定の認証セット]を選択します。

- リストから「既定」に設定する認証セットを選択します。チェックボックスをチェック後、即時内容が保存されます。

- こちらで設定した内容は、認証画面の認証方法選択内容に反映されます。グループのアプリケーション設定で「既定の認証セット」をONに設定した場合に限ります。
- 認証画面

- グループのアプリケーション設定画面

- 認証画面
「既定の認証セット」の初期設定
新規追加する項目によって「既定の認証セット」の初期設定が変わります。
| 新規追加項目 | 状態 |
|---|---|
| アプリケーション | 新規アプリケーションは「既定の認証セット」が「ON」の状態で追加されます。 グループの「グループの認証方法」タブ内、アプリケーション一覧にて確認ができます。 |
| グループ | 新規グループの「グループの認証方法」タブ内において、アプリケーション一覧にある利用可能なアプリケーションは「既定の認証セット」が「OFF」の設定となっています。また「アプリケーション認証セット」は初期設定で「パスワード」のみになってます。アプリケーション認証セットに関する詳細は「グループの認証方法設定」を参照してください。 |
[注意事項]「既定の認証セット」の初期設定には、以下のような例外があります。
あるグループ(例:Aグループ)内で、とあるアプリケーション(例:ID 70111)の認証セットを編集したとします。そのアプリケーションが削除された後、新規追加されたアプリケーションが同じID(例:70111)の場合は注意が必要です。
同じグループ(例:Aグループ)では、削除されたアプリケーションで行った認証セット編集情報が、新規追加で同じIDを持つアプリケーションに引き継がれます。
認証画面の認証方法、選択可能な認証セット
「既定の認証セット」のON/OFF 設定の状態により、以下のように認証画面で選択できる認証セットが変わります。
- 「ON」 の設定 ⇒
認証画面では、「既定の認証セット」で設定された認証セット一式から認証方法を選択できます。
- 「OFF」の設定 ⇒
認証画面では、グループ毎に設定する「アプリケーション認証セット」の内容から認証方法を選択できます。詳細は「グループの認証方法設定」を参照。
既定の認証セットの ON/OFF 設定と確認方法
「既定の認証セット」は、管理ツール以外のアプリケーションに設定可能です。「グループの認証方法」タブ内で設定が行えます。
- 右メニューから[ユーザーとグループ]を選択し、「ユーザーとグループ」ページを開きます。
グループ一覧から任意のグループを選択します。
- グループの編集画面で、[グループの認証方法]タブを選択します。
利用可能なアプリケーションの一覧が表示されます。
- 一覧右端のチェックボックスにチェックが入ってる場合は、「既定の認証セット」が「ON」の状態です。「ON」の状態では、グループ毎の「アプリケーション認証セット」の編集は出来ません。

